お風呂の残り湯を洗濯に使うメリット・デメリットを比較!水道代とやり方、臭い対策のポイントを紹介

お風呂の残り湯を洗濯に使うかどうか迷っていませんか?残り湯を使うことには、水道代を節約できるなど多くのメリットがあります。

一方で、衛生面での不安があるのも事実です。何も考えずに使ってしまうと、洗濯物が汚れてしまうため注意が必要です。

この記事では、お風呂の残り湯を洗濯に使うメリット・デメリットを紹介します。

はな
洗濯に使うときの注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次

お風呂の残り湯って洗濯に使えるの?

お風呂の残り湯は洗濯に使えます。節水できるため、水道代の節約につながるのがメリットです。

残り湯は多少汚れているもの。しかし人体に悪影響を及ぼすものではないため、洗濯に使っても問題ありません。

ただし衛生面での注意が必要です。

お風呂の残り湯は、時間が経つと雑菌が繁殖してしまいます
翌日に持ち越して使うのは避けましょう。

はな
入浴後できるだけ早く使うなど、ポイントを押さえるのが大切です。

お風呂の残り湯を洗濯に使うメリット・デメリット

お風呂の残り湯を洗濯に使うメリットとデメリットを紹介します。

両方を比較して、洗濯に使うかどうか判断しましょう。

メリット

お風呂の残り湯を洗濯に使うメリットは以下の2つです。

水道代を節約できる
汚れが落ちやすい

水道代を節約できる

残り湯を洗濯に使うと、水道代を節約できます。年間で数千円も節約できる見込みです。

また、節水すれば、家計だけでなく環境への配慮にもつながります。水道水の使用を抑えることで、地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素の排出抑制になるからです。

例えば1Lの水を使用すると、253kgの二酸化窒素が排出されます。216本の木が1か月間に吸収するのと同じ量です。

はな
残り湯を洗濯に活用し、家計と環境に優しい取り組みを行いましょう。

汚れが落ちやすい

お風呂の残り湯は、汚れが落ちやすいメリットもあります。冷たい水より温かいお湯で洗剤を溶かすと、洗浄力が上がるからです。

一般的に洗濯では、冷たい水が使われます。洗剤の洗浄力を高めるためにお湯を使うのは、ガスや電気など費用がかかるもの。

温かいお湯を使えば、余計な出費を抑えつつしっかり汚れを落とせます

デメリット


お風呂の残り湯を洗濯に使うと、以下のデメリットがあります。

はな
あらかじめデメリットを把握しておくと「使わなければ良かった」と後悔しません

色落ちする可能性がある
洗濯物が傷む可能性もある
時間が経つと雑菌が繁殖する

色落ちする可能性がある

洗濯物が色落ちする可能性もあります。お湯は洗剤の洗浄力を高めてくれますが、洗濯物の素材によっては、色落ちの原因になるものです。

例えば

・デニム生地のジーパン
・濃い色の洗濯物

は注意しましょう。

色落ちするだけでなく、ほかの洗濯物に色が移る危険性もあります。

洗濯物が傷む可能性もある

残り湯は洗濯物を傷める可能性があります。洗濯物の素材によっては、温かいお湯より冷たい水で洗ったほうが良いものもあるからです。

例えば

・ポリエステル
・ナイロン

が該当します。

はな
お湯を使うと素材が傷んでしまうため、事前に洗濯表示を確認しましょう。

時間が経つと雑菌が繁殖する

お風呂の残り湯は、時間が経つと雑菌が繁殖しやすくなります

はな
翌日になると1,000倍以上に増えるケースも。

洗濯に使う場合は、長時間放置してはいけません
できるだけ早く使いましょう。

残り湯洗濯はどれくらい水道代が節約できる?


はな
どれくらい水道代を節約できるのか、以下の条件でシミュレーションします。

家族構成:大人2人、子供1人
洗濯機の容量:8kg
水の量:65L
洗濯頻度:1日1回
1Lあたりの水道代:0.24円

1Lあたりの水道代は、東京都水道局の料金をもとに計算しています。自治体により水道料金は異なるものの、大きな差はありません。

1か月を30日とすると、毎日洗濯する場合は30日×65L=1,950Lの水が必要です。うまく活用すれば、1,950L×0.24円=468円の節約ができます。

1年間に換算すると、5,616円の節約です。

残り湯は洗濯だけでなく、掃除散水にも使えます。一般家庭での残り湯は約180Lなので、半分の90Lを活用するだけで大きな節水につながるのです。

残り湯を洗濯に使うときの手順


残り湯を洗濯に使うときは、以下の手順で行いましょう。

1.洗濯機に洗濯物を入れる
2.いつもと同じ量の洗剤を入れる
3.残り湯をくみ上げる
4.洗濯開始

洗濯機に給水口がついている場合は、専用ホースを使ってくみ上げましょう。自動でくみ上げてくれるため、労力がかかりません。

給水口がついていない場合は、バケツでくみ上げます。洗濯物が浸かる程度まで残り湯を入れましょう。

残り湯を洗濯に使うときの注意点


残り湯を洗濯に使うときは、以下5つに注意しましょう。

1.お風呂のお湯を汚さない
2.すぐに洗濯する
3.すすぎには使わない
4.入浴剤に注意
5.抗菌除菌洗剤を使用する

お風呂のお湯を汚さない

お風呂のお湯を汚さないよう工夫しましょう。例えばシャンプーの泡が湯船に入らないようふたをしておくことです。

先に身体を洗ってから湯船に入るのも大切です。身体に付着した汚れを落としてから入りましょう。

すぐに洗濯する

入浴後はすぐに洗濯を始めましょう。残り湯を翌日まで放置しておくと、雑菌が繁殖してしまいます。

すぐに洗濯できない場合は、使わないほうが無難です。

すすぎには使わない

すすぎには使わないようにしましょう。入浴後すぐに洗濯しても、少なからず汚れや雑菌が入っています。

洗濯後に嫌なニオイを残さないため、すすぎは水道水で行ってください。

入浴剤に注意

入浴剤を使用している場合は、使っても問題ないか確認しましょう。洗濯物に入浴剤のニオイや色が移る可能性もあります。

はな
入浴剤のパッケージには注意書きが記載されているものです。洗濯に利用していいか必ずチェックしましょう。

抗菌除菌洗剤を使用する

抗菌除菌洗剤の使用がおすすめです。ニオイや雑菌対策になります。

専用の洗剤はありません。汗のニオイ対策などで販売されている抗菌除菌洗剤を活用しましょう。

まとめ


お風呂の残り湯は洗濯に使えます。年間で数千円の水道代を節約できるため、家計に優しい取り組みです。

ただし、時間が経つと雑菌が繁殖しやすくなります。色落ちしたり洗濯物が傷んだりするデメリットも理解しておきましょう。

入浴後すぐに洗濯したりすすぎには使わなかったりと、工夫するのが大切です。

はな
ポイントを押さえて、残り湯を洗濯に活用してみてください。
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