自宅で簡単に美味しい炭酸水が飲める「ソーダストリーム(SodaStream)」。便利なため、利用している人も多いのではないでしょうか?
しかし、炭酸水を飲む頻度が多い場合、すぐにガスがなくなってしまうことがデメリットとして挙げられます。ガスシリンダーは、指定の店舗でないと交換ができないため、忙しいときには少し手間だと感じることもあるでしょう。
そんなときに便利なのが「ミドボン」と呼ばれる業務用の炭酸ガスです。安価であり、ソーダストリームの約13分の1のコストで炭酸水が作れる優れものです。
この記事では、ミドボンを利用した場合のコスト面のメリットを紹介します。違法性や危険性についても解説します。
ミドボンとは?
「ミドボン」とは「緑のボンベに入っている液化炭酸ガス」のことです。緑のボンベを省略して「ミドボン」と呼ばれており、ビールサーバーなどを設置する飲食店などで多く利用されます。
業務用のため「ミドボン」を買いたいと思っても、どこでも手に入れられるわけではありません。
では、どのように手に入れればよいのでしょうか?以下で詳細を紹介します!
ミドボンの入手方法
ミドボンはビールサーバーなどに利用されているため、酒屋で入手可能です。
ただし、酒屋で「ミドボン置いていますか?」と聞いても、伝わらないことがあるので注意しましょう。
業者以外がミドボンを購入すること自体が珍しいため、酒屋によっては利用目的を聞かれることがあり、業者以外には販売してもらえない場所も。
お店によって対応が変わるため、事前に問い合わせをするとよいでしょう。
ちなみに、ネット通販でもミドボンは購入可能です!運ぶのが面倒、利用目的を聞かれるのが嫌だという場合は、ネットで購入してもいいでしょう。
ミドボンの価格
「ミドボン」を購入する際は、ガスを入れる本体の保証料金が必要です。ガスを使い終わったあとに本体を返却すると保証料が返金される仕組みです。
金額は税込みで7,000円(保証料5,000円込み)でした。酒屋によっては、8,000円~10,000円かかるところもありますが、これはミドボン本体の保証料金の違いであり、ガス自体(5kg)の金額は2,000円程度です。
ミドボンソーダストリームのコスパを検証!
ミドボンを利用した際のコスパを検証してみました!
ミドボンのガスを、ソーダストリームの60L用シリンダーに置き換えると、約12本分に相当します。通常であれば、25,920円かかる代物を2,000円前後で購入できるため、かなりお得と言えるでしょう。
1本あたりのコスパは以下表のとおりです。ミドボンであれば、1Lあたり2.7円とお得すぎる金額になります。
ミドボン | ソーダストリーム |
1本あたり(1L):約2.7円 | 1本あたり(1L):約36円 |
そもそも、ソーダストリームの正規品を利用した場合でも、スーパーで購入するよりもかなり安く炭酸水が作れます!
ミドボンをソーダストリームに繋げる方法
ミドボンをソーダストリームに繋げるには「ミドボン専用アダプターホース」が必要です。Amazonや楽天で販売されているので、簡単に手に入りますよ!
ホースを手に入れたら、繋げる手順は以下のとおりです。
<ミドボンへの接続手順>
- 付属の透明パッキンをホースのメス型アダプターに取り付ける
- ミドボンの出っ張っている部分に、ホースのメス型アダプターを繋げる
- ホースの先端についているナットを回して締める(工具を利用し固く締める)
<ソーダストリームへの接続手順>
- オス型アダプターをホースから取り外す
- ガスシリンダーを接続する箇所にオス型アダプターを差し込む
- 手で回し接続し、工具を利用し固く締める
- ホースを取り付ける
ちなみに、ホースを通す隙間を開けておいたら、ソーダストリームがホースを踏んでガタガタすることがなくなりました!
なお、作業するときは以下のポイントに気をつけましょう。
- ガス漏れを起こさないよう、接続部分は工具を使って固く締める
- オス型アダプターにパッキンがついているか確認する(ないとガス漏れします)
- オス型アダプターにホースを取り付ける際は、奥まで差し込んでから接続する
- 利用しないときは、元栓をしっかりと締める
ミドボンソーダストリームを使ってみた感想
実際にミドボンを利用してソーダストリームを使っていますが、とにかくコスパのよさに驚きました!
使い方も難しくなく、ミドボンの元栓を軽くひねってから、ソーダストリームをいつもの手順で使うだけのため、手間なく利用できています。
我が家では炭酸水をたくさん飲むので、ソーダストリームを導入したのですが、長くとも1か月くらいでガスがなくなってしまうので、シリンダー交換が手間でした。
ソーダストリームでは、1本のシリンダーで500mlの炭酸水が約120本作れますが、ミドボンは1,440本分作れる計算です。
ミドボンソーダストリームは違法?危険?
ミドボンを使って「炭酸水を作ること」は違法ではありません。ただし、シリンダーへ「ガスを再充填する」ことは違法のため注意しましょう。
再充填が違法とされる理由は、安全の確保ができないためです。安全が認められていない容器に再充填すると、漏洩、爆発等の危険性が高くなるリスクがあります。
炭酸水を作る上では、ミドボンが爆発する心配はありません。ただし、接続状態によっては、ガスが漏れることがあるため、使い終わったら元栓をしっかりと締めるようにしましょう。
ミドボンは、居酒屋や美容院などでも利用されているため、通常通り利用していれば危険性はありません。ただし、長期間外に放置したり、何度も倒したりするなど、イレギュラーな利用方法をしてしまうと危険が高まる可能性もあります。
ミドボンの使用は自己責任ですので、取り扱いには十分に気をつけましょう!
まとめ
ミドボンは、業務用の液化炭酸ガスのことです。ミドボンをソーダストリームへ直接繋げることで、1Lあたり約2.7円とコスパがよすぎる炭酸水が作れるメリットがあります。
ただし、ミドボンを使ってシリンダーへ再充填は、危険で違法行為ですので、再充填は行わないようにしましょう。