夏場や冬場に欠かせないエアコン。毎日掃除をする場所ではないので、「掃除は自分でできるの？」「そもそも掃除をしなければどうなるの？」と疑問をもちますよね。エアコンは高い場所にありますし、特に女性が掃除をするのは大変なイメージです。
この記事では、自分でエアコンを掃除する方法やカビ対策法をご紹介します。
はなエアコンを掃除しないとどうなるの
そもそもなぜエアコンを掃除しなければならないのでしょうか。
エアコン掃除をすると以下の2つの効果を得られます。
- 空気がきれいになり、肺炎などの病気を予防できる
- 電気代を節約できる
それぞれの効果を詳しく解説していきます。
空気がきれいになり、肺炎などの病気を予防できる
エアコン内部のホコリやカビがたまっていると、エアコンを起動した際に部屋へ広がります。これらを吸うと、健康状態に悪影響を及ぼします。重症な場合は、肺炎などの病気にかかる可能性も。
エアコンを掃除することで、病気を防ぐことへつながります。
電気代を節約できる
フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がり、無駄な電気を使います。フィルターを定期的に掃除することで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。定期的に掃除することで電気代も抑えられるのです。
はな自分で掃除できるエアコンのパーツは3つだけ！
自分で掃除できるエアコンのパーツはたったの3つです。それぞれのパーツを簡単にご紹介します。
エアコンカバー
エアコンの前面にある、エアコン内部を覆っている外側のカバーです。エアコンの機種によっては取り外しができるので、取扱説明書で確認してみましょう。
エアコンフィルター
エアコンカバーを開けると見える網目状のフィルターです。エアコンを使うほどホコリがたまる部分なので、一番汚れやすいです。
ルーバー
エアコンの下にある風向きなどを変える横長のパーツです。内部と違って目につきやすい部分。ルーバーを確認することで、簡単にエアコンの汚れに気づけます。
自分でできる！エアコンパーツの掃除の方法
エアコンパーツを掃除する方法をまとめました。
エアコンの電源を切りコンセントからコードを抜く
エアコンのコンセントをいれたまま作業をすると、漏電や感電する恐れがあります。コードを抜いたことを確認してから作業を開始しましょう。
エアコンカバーをあけ、カバーを外す
エアコンカバーを開け、外します。メーカーによっては外せないものもあるので取扱説明書で確認が必要です。カバーを外せない場合は、そのままカバーをタオルで拭きます。
フィルターをとルーバーを外す
エアコンカバーを外すとフィルターが見えます。エアコンカバーを外せないタイプであっても、フィルターを外すことは可能です。
フィルターを取ったら新聞紙などの上に乗せておきましょう。
ルーバーは左右端と真ん中で固定されています。外すときは真ん中から折り曲げてから両端を外しましょう。フィルター同様に新聞紙などの上に乗せます。
掃除機でホコリを吸い取る
フィルターについたホコリを掃除機で吸い取ります。オモテ面から吸い取るとよりホコリがとれます。
風呂場で水洗いする
風呂場でエアコンパーツを水洗いします。エアコンカバーも取れるタイプであれば水洗いしましょう。
洗剤は洗濯用洗剤を使います。普段洗うときと同じで泡立つくらいの量でかまいません。浴槽に水をため、その中に洗剤を入れて洗います。歯ブラシなどでフィルターの面やパーツのスミを洗うとより効果的です。
洗ったパーツを水ですすぐ
洗ったパーツに洗剤が残らないよう水ですすぎます。シャワーで流すと、シャワーの水圧で洗剤も流れやすいです。
乾かして戻す
パーツの水滴をふき取り、しばらく放置して乾燥させます。水が残っているとカビの原因になるので、ふき取った後も必ず乾燥させましょう。
天気の良い日は外に干したり、浴室乾燥をかけて風呂場に置いたりと水分をしっかり飛ばすことが重要です。乾かした後は先ほどと反対の手順でパーツを取り付けます。
送風モードで水分をとばす
エアコンパーツを取り付けた後は送風モードにして乾かしましょう。少しでも水分を飛ばすつもりでつけます。
エアコン本体の掃除方法
エアコンには自分で掃除できない場所もあります。たとえば、フィルターの奥にある「フィン」と呼ばれる金属の棒の部分。
空気の温度を変えるときに使われるのですが、フィルター同様汚れやすいです。
自分ではハンディモップで軽く拭いた後に、掃除機をかける程度しかできません。自分で掃除しただけでは、エアコン本体のホコリが十分に取れないままです。
エアコン本体の掃除が不十分だとどうなる？
エアコン本体の掃除が不十分だと、エアコンが故障してしまうおそれがあります。
故障した場合の修理費用は、故障した場所や内容によって8,000円〜130,000円とかなり幅があります。できれば故障しないようにメンテナンスができるとよいですね。
エアコンの故障を防ぐためには？
エアコンの故障を防ぐためには、業者さんに掃除をしてもらい、エアコン本体をきれいにしてもらうのがおすすめです。エアコン本体の掃除費用が14,000円程度で済む業者さんもあります。定期的に掃除すると、高い修理費用を出さずに済みます。
業者さんは専門の高圧洗浄機を使い、専用の洗浄液でエアコン内部の汚れをしっかり落としてくれるので安心です。
エアコンのカビ予防法
ホコリは掃除する必要がありますが、エアコンのカビは使い方を工夫すれば予防できます。
- エアコンの内部クリーンを行う
- 送風機能を使う
- こまめに換気する
- フィルターを掃除する
以下ではカビ予防の方法についてご紹介します。
エアコンの内部クリーンを行う
エアコンには冷房・除湿の後に作動する「内部クリーン機能」があります。内部クリーン機能には、エアコン内部を乾燥させ、冷房・除湿の際に発生した水分を飛ばす目的があります。
水分を飛ばすことで、エアコン内部に発生するカビを防げるのです。
送風機能を使う
「送風」は温度を変えずに風を送る機能です。
送風機能を使うことでエアコン内部の空気の循環が良くなります。空気が循環することで、エアコン内部に発生した水分を乾かせます。「内部クリーン機能」がないエアコンでは、「送風」機能を使って内部を乾燥させカビを予防する方法が主流です。
こまめに換気する
こまめな換気もカビを予防するためには効果的です。
換気をすることで簡単に部屋の湿度を下げられるためです。湿度が下がることで、エアコンのカビ発生を予防できます。
フィルターを掃除する
フィルターにホコリがたまっていると、内部のカビはひどくなります。
- エアコンの中の水が蒸発できず、湿度が上がってしまうため
- フィルターのホコリが湿気を吸収し、空気が循環しないため
こまめにフィルター掃除をすることで、エアコン内のカビの発生を防ぎます。
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はなしてみてくださいね！まとめ
エアコンの掃除は、自分で簡単にできる部分もあります。しかし、エアコンの本体は自分で掃除ができず、汚れが十分に除去されません。
定期的に業者さんにエアコンのホコリやカビを除去してもらい、エアコンをきれいに保つことがおすすめです。
はな
