料理するときは、食材をしっかりと洗って食べますよね。しかし、実は水洗いが不要な食材があることを知っていますか?
洗わなくていい食材や洗わない方がいい食材は、洗う工程をなくすことで時短になります。ぜひ、毎日の料理に取り入れて効率的に家事をしてみてくださいね!
実は、洗わなくていい野菜や食材がある!
実は、いつも洗って調理に使っている野菜の中に、洗わなくていい野菜が存在しています。また、洗わない方がいい食材や、洗ってってはいけない食材もあります。
さっそく、洗わなくてもいい野菜について見てみましょう!
まずは、いろんな特性がある野菜から!洗わなくていい野菜編
皮を剥く野菜
皮を剥いて使用する野菜は、基本的に洗わなくていい食材です。例えば、玉ねぎ、大根、人参、ごぼう、にんにく、とうもろこしなどが当てはまります。
外側の葉を剥くキャベツやレタス、白菜は表面だけ洗えば、内側の部分を洗う必要はありません。
もやし
もやし洗わなくていい食材といわれています。袋詰めする際にしっかり衛生管理がされており、菌が繁殖しにくい状態で売られているためです。
しかし、購入してから日にちが経過している場合や、汚れが気になる場合は、袋のまま流水で流しましょう。袋ごと洗うことで、洗い物を増やすことなくもやしを洗えます。
しそ
しそも洗わなくていいといわれていますが、一方で、洗った方がいいという場合もあります。お店に並ぶしそは農薬が使われているため、気になる方は洗いすぎに気をつけて軽く流すといいでしょう。
ただし、洗いすぎると葉の繊維が壊れてしまったり、風味が落ちたりしてしまうので注意が必要です!
青菜
青菜も洗わなくていい食材です。洗う場合は、流水でサッと流す程度にしてくださいね。
長時間水につけてしまうと、栄養分まで流れてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
野菜を洗わないと農薬が残ってしまう?
野菜を調理する際、農薬について気になる方も多いのではないでしょうか?
食材を育てる段階では「農薬取締法」、食材を売る段階では「残留農薬基準法」という法律が適用となり、これらに該当する食材は、安全性が保証されています。そのため、口に入れる食材の農薬については、基本的に気にしなくても大丈夫とされています。
ただし、全ての野菜が農薬の法律に満たしているとは限りません。上記で紹介した野菜以外を調理する場合は、サッと流してから使用することをおすすめします。
洗わなくていい食材編
きのこは、洗わなくていい食材です。水分を吸収しやすいきのこ。洗うと傷みが生じて悪くなりやすいので、洗わずに使いましょう。
汚れが気になる場合は、水で濡らしてしっかり絞った布巾やキッチンペーパーで周囲を拭きましょう。エノキダケなどの汚れがどうしても気になる場合は、ボウルで軽く水洗いしても大丈夫です。
洗ってはいけない食材編
洗ってはいけない食材は、肉類です。
生肉には、食中毒の原因となる菌が含まれています。洗うときに飛び散った水しぶきや水滴が他の食器や食材、まな板などに付着することで、間接的に食中毒を引き起こす恐れがあるのです。
肉類は洗わずに、キッチンペーパーで水分を吸収したり拭き取ったりします。使用後のキッチンペーパーは、すぐにゴミ箱へ捨てましょう。
軽く洗えばいい野菜や食材
食材の中には、しっかりと洗わなくても軽く洗い流すだけでいい食材も存在しています。
食材を洗いすぎるとデメリットが生じることもあるので、注意が必要な食材を知っておきましょう。
軽く洗えばいい野菜編
キャベツやレタス、白菜の外側は軽く洗うようにしましょう。また、虫や菌が付いている可能性もあるため、虫食いなどの状態によっては、断面の隙間に水が浸透するように水につけて洗うのもおすすめです。
根元に土が付いている青菜は根元を洗い、土を落としましょう。土が落ちにくい場合には、包丁で十字に切り込みを入れると落としやすくなります。
しそなどの小さな葉っぱ類の水気が気になる場合は、サッと流して、キッチンペーパーなどで水気を取るのがおすすめです。
基本時には、土や汚れ、元々付いている水分が気になる場合に軽く洗いましょう。その後は、すぐに干したり水気を拭き取ったりすると、シャキシャキ感を損ないにくくなります。
軽く洗えばいい食材編
きのこの中でも、なめこは流水で洗った方がいい食材です。なめこのぬめりに、汚れが混ざっていて取れにくいためです。
しっかりと洗いたい野菜や食材
今度は、しっかり洗った方がいい野菜や食材をご紹介します。
同じ野菜でもしっかり洗った方がいいものもあるので、正しい取り扱い方を身につけることが大切です。
しっかりと洗いたい野菜編
スプラウト系
カイワレダイコンやスプラウトといった野菜は、しっかり洗った方がいいでしょう。
土に生息する菌が付着している可能性が高いため、ボールでしっかりと洗い、流してまた洗うことを2~3回繰り返すといいとされています。
しっかり洗った後は水気を切って、少し乾燥させましょう。長時間水気を持つことで、しなしなになってしまうのを防げます。
農家の方から頂いた野菜
農家からいただいた野菜には土がたくさん付いていますよね。特に無農薬の野菜は、虫が付いていることも少なくはありません。
健康のためにも、しっかりと洗ってから調理しましょう。
アクのある野菜
アクが強い野菜は、サッと洗ってから水につけると効果的です。
ごぼうや、じゃがいも、レンコン、たけのこ、ゼンマイ、ほうれん草、わらびなどのアクが強い食材は、洗ったあとに切って、水につけてアク取りしましょう。
しっかりと洗いたい食材
下処理がされていない魚や貝類は、しっかりと洗いましょう。
魚や貝を処理したあとは、まな板や調理器具もしっかり殺菌しましょう。ハイターや洗剤などの薬剤はもちろん、熱湯も効果的です。
まとめ
食材によっては洗わなくていい食材や、洗うことでデメリットになる食材もあります。食材に合わせた下準備をして美味しく安心して食べられる料理を作ってみてください!