水筒は毎日使うものなのできちんとお手入れしておきたいですよね。
しかし、ある日「どうも飲み物が美味しくない」と夫が言い始めたのです。毎日洗ってるのにどうして?と疑問に思って水筒を見てみると、底には茶渋がびっしりで飲み口にも汚れがついたままの状態でした。これではせっかく淹れた飲み物も美味しくなくなりますよね……。
こんなエピソードがあり、改めて水筒の茶渋の落とし方や臭いの対策について調べてみました。今では私も夫もしっかり洗って気持ちよく使っています!ぜひ参考にしてくださいね。
水筒は清潔に洗わないとどうなるの?
まず、洗い方について夫に確認したところ、表面だけササッと洗剤つけて洗って、すすぎも軽くしているだけでした。水筒は清潔に洗わないと水垢や汚れがその内カビになってしまいます。
最初は見た目に見えない汚れもそのうち、目に見えてきます。汚れがたまると臭いや味にも影響が出てしまいますし、場合によっては体調不良を引き起こすキッカケにもなってしまいます。
水筒は汚れに合わせて洗い方を変えよう
では、水筒のお手入れはどのようにしていけば良いのでしょう。順番に見ていきます。
毎日洗う
まずは、使った水筒はその日に洗うことが重要です。なぜなら、時間が経つほど汚れが付着していきます。
さらに口をつけた部分から雑菌が入っていくので、その菌が増えてしまいます。日数が経てば経つほど、汚れも落ちにくくなるので必ず毎日洗いましょう。
基本の洗浄は台所用洗剤で
夫の水筒の洗い方は、水ですすぐだけだったので衝撃でしたが、きちんと台所用洗剤で洗いましょう。水筒の底が深くて届かない場合もあります。
実際に夫の水筒の底は茶渋の汚れで茶色になっていました。後ほど、洗い方のところで紹介しますね。
水筒の臭いや茶渋には重曹
また、水筒の内側や底、飲み口に茶色い汚れが付着している経験は誰にでもあると思います。これは茶渋といってお茶に含まれているカテキンやコーヒーに含まれるポリフェノールが原因になります。
これが水筒内の金属イオンと結合すると、水に溶けにくい汚れに変わってしまいます。最初は目に見えない汚れがどんどん蓄積されていくことで目に見えるようになっていくのです。
茶渋には重曹がおすすめです。重曹の使い方は以下手順を参考にしてください!
- 水筒に500mlのお湯に対して大さじ1の重曹を入れて蓋をする
- 蓋をしてシャカシャカと振り、1時間ほど放置する
- 1時間経ったら、中の水を捨ててしっかりとすすぐ
白っぽい水垢や赤い鉄分はクエン酸
茶渋の他によく目にする汚れが水垢や赤黒く見える鉄分の汚れです。これは水洗いした後にきちんと乾かさないと水垢になってしまいます。
赤いサビの汚れは水分の中の鉄が溜まってサビとなる場合があります。対処法としてはクエン酸や食酢を入れることで解消できます。
クエン酸・食酢を使った対処方法は以下手順を行ってみて下さい!
- 40〜50度のお湯に対して、クエン酸の場合は大さじ1/2〜1程度、食酢の場合はお湯に対し10%量を使用する
- 1〜2時間ほどつけてから、最後はしっかりとすすいで乾かす
水筒の洗い方をケース別に紹介
ここからは、水筒の洗い方を紹介していきます。普段から行うお手入れから、定期的に行った方が良い方法をご紹介しますね。
毎日のお手入れ方法
まずは、毎日使い終わったらするべき洗い方をご紹介します。
パーツ分解
まずは、ふたやパッキンを取り外しましょう。できるだけパーツに分解した上で洗うことで細かい汚れも洗い流せます。
洗う
台所用洗剤を使って洗います。底まで手が届かない場合は柄のついたスポンジを使うことで底までしっかり洗えます。
しっかりすすぐ
さっと流して終わるのではなく、しっかりとすすいで洗い残しがないようにしましょう。洗い残しがあるとそこから汚れやカビが蓄積されてしまいます……。
乾かす
ボトルの中が乾くように置き方に気をつけましょう。注ぎ口が塞がるような置き方は中が乾きにくいので傾けるなどして乾かすのがおすすめです。
汚れが気になってきた場合
次に汚れが気になってきた場合です。これは茶渋や水垢が気になってきた場合は必須ですが、1週間に1回程度、定期的に行うことで汚れの防止にもなります。
先ほど紹介した「重曹やクエン酸・食酢」を使って洗うのも良いですが、酸素系漂白剤を使ってつけ置き洗いをしておくことで、たまった汚れを落とすことができます。
やってはいけない水筒の洗い方
水筒の洗い方はそんなに難しいことではありませんが、やってはいけない洗い方も存在します。ここでは、それをご紹介していきますね。
食洗機
入れるだけの食洗機はとても便利ですが、水筒を洗うのには適していません。なぜなら高温で洗浄されるので、ゴムの部分などのパーツが変形してしまう恐れがあるからです。水筒の説明書にも明記されているものが多いです。
たわし
たわしもゴシゴシを洗いたい時に使いたいですね。ですが使用はしてはいけません。なぜなら中のメッキや外装が剥がれてしまいます。そうなると保温性能が下がってしまうので水筒としての役割を果たせなくなってしまいますね。
塩素系漂白剤使用
これもよく間違えてしまう方法です。酸素系の漂白剤を使用すべきところに塩素系漂白剤を使用してはいけません。
漂白中のふた閉じ
これは盲点でやってしまうとびっくりすることも…。
特に重曹と酸素系漂白在庫を両方使った場合に起こりがちなのですが、重曹と酸素系漂白剤で水筒を浸けているときに、ふたを閉じたままにしてしまうと、発砲効果で蓋が吹っ飛んでしまうこともあります。
先ほど紹介したように、パーツは分解した上で漬けておきましょう。
まとめ
毎日使う水筒だからこそ、きちんとお手入れして気持ちよく使いたいですね。日々のこまめにお手入れをすることで、水筒を清潔に保てます。洗い方が誤っていると雑菌などが溜まりやすいくなるなど、デメリットも多く出てしまうので注意が必要です。
毎日の洗浄と定期的に行う洗浄で常に清潔な水筒で美味しい飲み物を楽しみましょう!