無洗米って結局どうなの?栄養やまずいなどのウワサと美味しい炊き方を紹介

研ぐ必要がないので、忙しい毎日に便利な無洗米。
無洗米を利用することで多くのメリットがありますが、お米の味や栄養なども気になりますよね。

この記事では、無洗米のメリットをあげるとともに、無洗米がまずいというウワサや無洗米の栄養について解説します!

はな
無洗米の美味しい炊き方についても紹介します!ぜひ参考にしてくださいね!
目次

無洗米とは?

無洗米とは、1991年に誕生した、研ぎ洗いせずに炊飯できるように加工された米のことです。

加工方法には、肌ヌカの粘着性を利用して肌ヌカを除去するヌカ式、肌ヌカを水で荒い落として乾燥させる水洗い式、タピオカ澱粉でとぎ汁を吸着させるタピオカ式などがあります。

無洗米のメリットは?

無洗米のメリットは、大きく分けて4つです。

  • 時短になる
  • 水道代の節約になる
  • 環境に配慮できる
  • 栄養素を効率よく摂取できる
はな
多くのメリットがある無洗米ですが、それぞれのメリットについて解説していきます。

メリット①時短になる

冷たい水を使って、何度も米を研ぐのは大変です。
無洗米には、洗米の工程を省くことで料理にかける時間を短縮できるというメリットがあります。

はな
洗米する時間が短縮されることで、日々の食事を手軽に作れますよ!

メリット②水道代の節約になる

一度に使う水の量は少ないものの、米を研ぐときにかかる水道代は、積み重なるとバカになりません。
毎日米を炊く家庭と無洗米を使用する家庭とでは、後者の方が月500円ほど水道代を節約できると言われています。

また、無洗米と通常の米では価格に差があります。
通常の米は、安いものでは5キロあたり1700円程度の価格で販売されていますが、無洗米になると安くても2400円程度です。

水道代と米の料金の差額を考えると、極端に水道代の節約になるとは言えません。
ですが、水道代を節約することは資源の保護にも繋がることですので、節約とあわせて資源を大切にしたいと考える方には大きなメリットになります。

メリット③環境に配慮できる

米のとぎ汁には糠が含まれています。
この糠には、下水を汚してしまういくつかの成分が含まれており、特に窒素、りんなどは下水処理が出来ずに川や海に流れてしまいます。無洗米からはとぎ汁が出ないため、ただ食事するだけでも自然環境に配慮した生活を送れます。

メリット④栄養を効率よく摂取できる

米にはたんぱく質と炭水化物が含まれています。
これらは米の主成分ですが、無洗米にはさらに効率よく栄養を摂取できるとされています。

無洗米に含まれる栄養①ビタミンB1

ビタミンB1には、ブドウ糖をエネルギーに変える働きがあります。
ですがビタミンB1は水溶性のため、米を研ぐ際にとぎ汁と一緒に流れだしてしまうのです。
無洗米は米を研がないため、ビタミンB1をそのまま摂取できます。

無洗米に含まれる栄養②ナイアシン

同じように、ナイアシンと呼ばれる栄養もそのまま保つことができます。
ナイアシンとはビタミンB3の別名であり、糖質、脂質、タンパク質の代謝に必要な栄養です。
ナイアシンも水溶性のビタミンなので、普通の米では流れ落ちてしまうものを無洗米で摂取できます。

無洗米はまずい?

無洗米はまずいというウワサがありますが、結局どうなのでしょう?

はな
どうして無洗米がまずいと言われてしまうのでしょうか。

無洗米がまずいと言われる理由①香り

無洗米は香りが少ないと感じる方がいるそうです。

これは無洗米を処理する際の工程に関係があります。無洗米は、肌ヌカと呼ばれる成分を人工的に取り除いています。
肌ヌカが残っていると、米を炊いた際にヌカくさくなってしまうからです。

しかし、肌ヌカは米の香りを構成する成分のひとつになっているため、肌ヌカを取り除くことで普通の米よりも香りが少なく、物足りなさを感じる方がいらっしゃいます。

無洗米がまずいと言われる理由②品質にバラつきがある

無洗米には、国によって設定されている品質基準はありません。そのため、あまりに価格の安い無洗米を購入してしまうと、品質が悪く味が落ちてしまう場合があります。

無洗米には、国による品質基準がない代わりに、「全国無洗米協会」が品質を審査しています。
無洗米を購入する場合には価格の安さだけで選ぶのではなく、全国無洗米協会の審査に合格したものを選ぶとよいでしょう。

無洗米の美味しい炊き方

無洗米を美味しく炊くためには、コツが必要です。
より美味しく無洗米を食べられるよう、美味しい炊き方について調べてみました。

無洗米の美味しい炊き方①水の量を正確に測る

無洗米と普通の米では、炊飯の際に使われる水の量が違います。

炊飯器によっては、内釜に無洗米用の目盛りが設定されているものがありますので、その場合は必ず無洗米の目盛りに合わせます。
無洗米の目盛りがない場合、普通の米目盛りに小さじ一杯分の水を追加します。

無洗米の美味しい炊き方②米に水を吸わせる

米を水に浸し、十分に水を吸わせます。これは米をふっくらと炊き上げるためです。夏、冬を問わず60分間ほど浸します。

無洗米の美味しい炊き方③米をならす

炊きムラを防ぐため、米をならす必要があります。

ならし方は簡単で、炊飯の前に米を平らにすればOKです。米を炊き終わった後にはきちんと蒸らすことで、無洗米がより美味しく炊き上がります。

無洗米の美味しい炊き方④炊きあがった米をほぐす

無洗米が炊き上がったら、蒸らしたあとに米をほぐします。

はな
蒸らしたまま放置するのではなく、すぐにほぐすのがポイントですよ!

まず四等分に米を分け、底から空気を入れてまんべんなくほぐします。これは余計な水分をとばし、米にツヤを出すためです。

まとめ

無洗米には多くのメリットがあるとともに、その加工工程によって香りが物足りなく感じたり、品質の悪いものでは味が落ちてしまったりと、まずく感じる場合もあるとわかりました。

ですが、無洗米を美味しく炊くコツを知ることで、味や香りを損なうことなく、無洗米のメリットを得られます。無洗米のメリットをうまく活用しながら、美味しいお米を食べたいですね。

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