生ゴミは鼻を覆いたくなる嫌なニオイを漂わせます。特に夏の暑い日や梅雨の季節は、部屋中が臭くなることも。ニオイを抑えるために対策しても、なかなかうまくいかない人もいるはずです。誰も嫌なニオイを我慢したくありません。
この記事では、生ゴミの臭いニオイを抑える裏技を紹介します。逆効果なニオイ対策も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
生ゴミが臭くなってしまう原因
生ゴミが臭くなってしまう原因はカビや雑菌です。生ゴミをエサにしてカビや雑菌が繁殖するせいで、悪臭が発生してしまいます。
生ゴミ自体が腐るのもニオイの原因です。特に梅雨や夏場の高温多湿な環境は、腐敗のスピードが早まります。
臭いもキツくなり、1日放置しただけで部屋中が臭くなることも。不快な思いをしないため、生ゴミの臭いは徹底的に予防・消臭しましょう。
超簡単!臭い生ゴミのニオイを予防・消臭する方法
臭い生ゴミのニオイを予防・消臭する方法は以下の9つです。いずれも手を汚さず簡単にできます。
- 水気を切る
- 冷蔵・冷凍する
- 酢を使う
- 塩をかける
- 重曹をかける
- 出がらしをかける
- 新聞紙で包む
- 牛乳パックに入れる
- 専用アイテムを使う
- 水気を切る
生ゴミを捨てる際は必ず水気を切りましょう。水分が多いと、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。
梅雨のシーズンなど湿度が高い環境も要注意です。湿気が多くなるため、悪臭が発生してしまいます。
冷蔵・冷凍する
生ゴミを袋に入れて冷凍するとニオイを予防できます。気温や湿度が低い状態では、雑菌が繁殖できないからです。
冷凍せず冷蔵庫に入れておくのも有効です。ゴミの日まで高温多湿を避けて保管しておきましょう。
酢を使う
酢で生ゴミの嫌なニオイを抑えられます。アルカリ性の悪臭を酸性の酢で中和できるからです。
ゴミ袋の中にキッチンペーパーを敷き、あらかじめ酢を染み込ませておきましょう。生ゴミが溜まってから酢をかけるより、ニオイの発生を抑えられます。
塩をかける
生ゴミに塩をかけましょう。塩は生ゴミの腐敗を遅らせられるため、ニオイの発生を抑制できます。
酢と同じく、あらかじめキッチンペーパーに塩水を含ませておく方法も有効です。袋の底に敷いてから生ゴミを捨てましょう。
重曹をかける
生ゴミに重曹をかけるのもおすすめです。腐敗した生ゴミは、アルカリ性だけでなく酸性にも変化します。酸性のニオイを中和するため、アルカリ性の重曹が効果的です。
重曹は100均で入手できます。重曹は生ゴミのニオイ抑制だけでなくお風呂や調理器具の掃除にも使えるため、家事の万能選手です。
出がらしをかける
生ゴミにコーヒーやお茶の出がらしをかけるのもおすすめです。コーヒー豆やお茶の葉は消臭効果が期待できます。出がらしのパックを直接ゴミ袋に入れるだけでOKです。
パックの中身を乾燥させて生ゴミにふりかける方法もあります。以下の手順を参考にしてください。
- パックの中身を皿に出す
- 500Wの電子レンジで2分ほど温める
- 水分が飛んで乾燥する
- 重曹と同じように生ゴミへふりかける
新聞紙で包む
生ゴミを新聞紙で包みましょう。新聞紙が水分を吸収してくれるため、カビや雑菌の繁殖を抑えられます。
食べ残しだけでなく、野菜くずなど少量の生ゴミからも水分が出てしまいます。湿気が多い環境を作らないよう、新聞紙を使って水分を吸い込ませましょう。
酢や塩、出がらし、重曹をかけてから新聞紙で包むと、より高い消臭効果が期待できます。
牛乳パックに入れる
生ゴミを牛乳パックに入れるのもおすすめです。ビニール袋に入れるより、ニオイが漏れるのを抑えられます。
ゴミの日に捨てるときは、牛乳パックの口を閉じるだけでOK。ビニール袋のように縛る必要がないので、ほとんど手が汚れません。
専用アイテムを使う
生ゴミのニオイを除去する専用アイテムを活用しましょう。ニオイの予防・消臭効果が期待できます。以下のアイテムがおすすめです。
- 消臭剤
- 除湿剤
- 脱臭剤・脱臭シート
- 防臭・消臭スプレー
- 生ゴミ処理機
- コンポスト
コンポストとは生ゴミから堆肥を生成する専用の容器です。生ゴミを捨てる手間が省けます。
生ゴミを臭くしてしまう!?実は逆効果のニオイ対策法
生ゴミのニオイ対策で、よくやりがちなミスを紹介します。以下3つの方法は逆効果なので避けましょう。
- 密封する
- 屋外に出す
- 香りを付け足す
密封する
生ゴミが入った袋を密封するのはNGです。雑菌が繁殖しやすくなります。
ニオイの原因である雑菌は、嫌気性微生物に分類されます。「嫌気性」とは酸素が不要な性質です。
密封すれば酸素がなくなるため、雑菌が好む環境を作ることになります。
屋外に出す
生ゴミの袋をそのまま屋外に放置してはいけません。夏場は外気温が高いため、生ごみの腐敗が進みやすくなります。
専用のゴミ箱に入れたとしても、内部の温度や湿度が上昇しニオイが充満してしまいます。ゴミの日がくるまで、生ゴミは気温と湿度が低い環境で保管しましょう。
香りを付け足す
ニオイを消そうと新たな香りを付け足してはいけません。例えばフローラル系の香りです。生ゴミのニオイと混ざり悪臭が漂ってしまいます。
まとめ
生ゴミが臭くなってしまうのは、カビや雑菌が繁殖するからです。特に湿気が多い梅雨の季節や気温が高い夏は、悪臭に悩まされます。
カビや雑菌が繁殖できない湿気や温度に保つのが、生ゴミのニオイを抑えるポイントです。冷蔵庫や冷凍庫に入れてゴミの日まで保管しておけば、悪臭を予防できます。
悪臭の成分を中和する酢や重曹をふりかけるのもおすすめです。手を汚さず手軽に消臭できます。
正しい対策方法で、生ゴミのニオイを予防・消臭しましょう。