エアコンのリモコンに「内部クリーン」というボタンが付いていませんか?内部クリーンと聞くと「自動で掃除してくれるのかな?」と思ってしまいますが、実のところどのような機能なのでしょうか。
内部クリーンを行い、エアコンを乾燥させるとどのようなメリットがあるのでしょうか。この記事では、内部クリーンの役割やメリット、電気代について解説します。
アコンの内部クリーンとはどんな機能?
内部クリーンとは、「冷房・除湿運転のあとに行われる、エアコン内部の乾燥機能」のことです。冷房・除湿運転のときは空気を急激に冷やす必要があるため、エアコン内部の湿度が高くなってしまうため注意が必要です。
湿度が高い環境でカビが増殖しやすくなることは、多くの方がご存じでしょう。
エアコンを乾燥させないまま使用を続けると、内部が汚染されて部屋に汚れた空気が吐き出されるようになってしまいます。そのため、エアコン内部でのカビ発生を予防するために、内部クリーンでエアコン自体を乾燥させる必要があるのです。
エアコンの内部クリーンは自動でできるの?
内部クリーンには、「自動」と「手動」の2種類があります。
- 自動
→冷房・除湿運転のあとに自動で内部クリーンを行う。 - 手動
→リモコンに「内部クリーン」というボタンがあり、押すと実行される。
ボタンを毎回押す必要がある場合は、冷房・除湿運転のあとに行いましょう。つけるときは手動ですが、終了するときは自動で消えます。
自動・手動関わらず、かかる時間は90~120分ほどです。
ただし、内部クリーンにかかる時間は、メーカーによって大きく異なります。送風運転を行ってから暖房運転したり、交互に行ったりと内部クリーンの方法が違うためです。
内部クリーン機能のメリット
内部クリーンを行い、エアコンを乾燥させるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
エアコンのニオイやカビを予防できる
先述しましたが、冷房・除湿運転を行うときは、エアコン内部で空気が冷やされて結露が発生します。そのため湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい状態になっているのです。
発生したカビは、エアコンによって部屋中に広がります。カビの種類によってはアレルギー性の肺炎を引き起こすこともあり、重大な健康被害につながるため注意が必要です。
また、湿度が高い状態では雑菌も多く繁殖します。そのため、雑菌が原因でいやーなニオイにも悩まされる恐れもあるのです。
いやーなニオイが充満した部屋では、なかなか落ち着けませんよね…。内部クリーンを使えば、ニオイの対策にもなります!
内部クリーン機能は電気代が安い
エアコンを清潔に保ち、健康維持にも役立つ内部クリーン。そんな内部クリーンですが、「メリットが大きい分、電気代も高いのでは?」と心配される方も多いかと思います。
内部クリーンにかかる電気代はメーカーにより違いますが、
1回の使用で1円〜4円ほどだと言われています。※1、2
毎日1回内部クリーンを行っても、1か月で30円〜120円ということ。
内部クリーン機能のデメリット
エアコンの内部クリーンにはメリットがたくさんある一方で、気をつけたいデメリットも存在しています。
部屋が暑い
私自身、夜に寝ようと思って冷房を消したあとに、内部クリーンが始まって暑さで眠れなくなったことがあります。
内部クリーンを実施するときは、エアコンを乾燥させるために送風や暖房運転が行われるので、どうしても部屋の温度が高くなってしまいます。
温度にすると、2〜3℃ほど。環境省が推奨する、クールビズでの室内温度の目安は28度とされていますが、その温度から3℃上がってしまうと31℃になってしまいます。
ただでさえ夏場は暑いのに、室内で30℃を超えるのは大変不快ですよね。
いやーなニオイが充満する
内部クリーンを行うと、気温が上昇するだけではなく、同時にカビくさいニオイがしませんか?
内部クリーンの機能を使うと、カビや雑菌が増殖することを予防できます。しかし、既にエアコン内に発生したカビを除去する機能はありません。
カビがある状態で内部クリーンを行なってしまうと、ニオイが充満してしまうのです。
エアコンの内部クリーンを快適に使う方法
温度の上昇や不快なニオイの充満など、デメリットに気をつけたい内部クリーン。
ここでは、内部クリーンを快適に使用するための方法についてご紹介します。
部屋の暑さが気になるときは?
室内温度が上昇しても部屋にいなければ問題ありませんので、外出するタイミングで内部クリーンを行いましょう。
窓を開ければエアコンから出てくる温風も外に逃がせます。
外も暑いときは、サーキュレーターや扇風機も使ってみてください。外の気温が低くなってきた夜間のタイミングで内部クリーンを行うなど、工夫することも効果的です。
なかには、メーカー公式から「内部クリーンは人がいないときに行ってください」と案内がある場合もあります。どうしても部屋にいなければならない場合は、熱中症にならないよう水分補給などの対策をしっかりと取ってくださいね。
いやーなニオイが充満するときは?
まだ内部にカビの発生が少ない場合は、可能な範囲でエアコンの掃除を自分でしてください。見える範囲のカビを拭き取ったり、掃除機でフィルターのホコリを吸い取るだけでも、ニオイが改善する場合があります。
それでもニオイがする場合は、カビがエアコン内部で繁殖している可能性が高いです。業者さんに依頼して、エアコン内部の洗浄を行ってもらいましょう。
内部クリーンが消えないときは?
内部クリーンは90〜120分ほどかかるため、内部クリーンを始めてから120分以内であれば正常に作動していると言えます。
しかし、誤作動により内部クリーンが120分以上続いている場合もありるかもしれません。
もしも長時間内部クリーンが終わらない場合は、ほかの機能が作動していないかリモコンを見て確認してください。作動していなければ、電源プラグを抜いて、時間を置いて再度電源を入れましょう。
また、「内部クリーンを始めてから120分以内だけど、機能を止めたい」という場合もありますよね。この場合は、リモコンの「停止ボタン」を押すことで、内部クリーンの中断が可能です。
しかし、既定の時間作動してないので、エアコン内部が十分に乾燥した状態とはいえず、カビ発生のリスクを完全に除去できたわけではありません。
カビやニオイの発生を防ぐためには、既定の時間通りに内部クリーンを行ってくださいね。
内部クリーンがあればエアコン掃除は不要なの?
内部クリーンと聞くと、「エアコンの中を全部掃除してくれるのかな?」と思いますよね。
しかし、内部クリーンはあくまでエアコン内部の乾燥が目的であり、内部にたまっているホコリや既に発生しているカビを取ることはできません。
エアコンの掃除は内部クリーンとは別に必要であるため、注意しましょう。
内部クリーンがないときの対策法
内部クリーンがついていない中古のエアコンの場合、どうやってエアコン内部のカビ対策を行えば良いのでしょうか?
この場合は、30分~1時間の「送風運転」をすることで、エアコン内部を乾燥させられます。
ただ、「送風」は室内の空気を循環させるものです。温度を下げる効果はありませんので、使うタイミングにはご注意くださいね。
内部クリーンをしても臭いエアコンはプロに掃除してもらおう!
「内部クリーン機能」でカビの予防は出来ても、既に発生したカビを除去することはできません。
また、自分では掃除が困難なパーツでカビが繁殖している場合もあります。
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まとめ
エアコンの内部クリーンは、内部のカビを予防し、私たちが健康的に暮らすために欠かせない機能です。しかし、使うタイミングや時間が限られており、発生したカビの除去はできないのも事実。
定期的にプロの業者さんにメンテナンスをしてもらい、きれいな状態を保ちながらエアコンを使いましょう!