タオルが臭くなるのは「細菌の増殖」が原因なんです。細菌はタオルに残っている汚れをエサにして増殖し、嫌なにおいを発するようになります。
この記事では、タオルの嫌なにおいの原因を解説し、においを防ぐ方法、対処法を紹介します。
しっかり洗ってもタオルが臭いのはどうして?
そもそも、なぜタオルが臭くなってしまうのでしょうか?その原因について解説します。
汚れが落とし切れていない
タオルが臭くなるのは、細菌そのものは問題ではなく「細菌が増殖すること」が直接的な原因です。たとえば、新品のタオルは細菌のエサになる「汚れ」がなく、細菌が付着しても増殖できないため、臭くなりません。
使用したタオルには、皮脂汚れなどが付着しています。洗濯しても落としきれない汚れがあり、残った汚れによって、洗濯後のタオルでも菌が増殖しやすい環境になっています。
また、タオルが臭くなる原因となる細菌は特別な菌ではなく、人の口や鼻などの粘膜にいる常在菌です。代表的な細菌は、以下表のとおりです。
名称 | 特徴 |
モラクセラ属細菌 | ・生乾きのようなにおいを発する ・乾燥や紫外線に強い ・熱に弱い ・水分を含んだタオルや皮脂で増殖する |
マイクロコッカス菌 | ・汗臭いにおいを発する ・皮脂などの油脂系の汚れが原因 ・水分を含んだタオルや皮脂で増殖する |
タオルには寿命がある
一般的にタオルは「約30回洗濯したら寿命」だと言われます。週に1度の洗濯の場合、半年程度で寿命がくる計算です。
ある程度洗濯を繰り返すとタオルの繊維が壊れはじめ、タオル特有のふわふわした肌ざわりがゴワゴワしたり、蓄積した汚れが嫌なにおいを発生したりします。
タオルは消耗品と考え、半年を目安に定期的に新品と取り替えをするようにしましょう。
タオルが臭いときの対策法5選
タオルに寿命はあるものの、臭くなってしまったタオルを毎回捨てるのは、お金がかかりすぎてしまうので、現実的ではありません。タオルが臭くなってしまっても、場合によっては以下の対策を取れば改善する可能性があります。
1.煮洗いする
細菌は高温に弱いため、加熱による対策が効果的です。洗濯前に殺菌することで、嫌なにおいを発する原因を取り除けます。バスタオルなど大きめのタオルの殺菌にも有効な手段です。
<手順>
- 大きめの鍋にタオルが浸かる程度のお湯を沸かす
- タオルを入れて、軽く沸騰する程度の火力で10分間煮る
- 通常通り洗濯する
汚れがひどい場合は洗剤や漂白剤を入れると効果があります。火にかけるため、色落ちや変色が起こる場合があるので、色柄物は注意しましょう。
2.重曹
重曹は「弱アルカリ性」のため、酸性汚れである皮脂や油汚れに効果的です。強い成分ではないため、赤ちゃんに使うタオルなどにも安心して使用できます。
<手順>
- 約40~50℃のお湯に重曹を溶かす
- タオルを30分~1時間浸けおく
- 流水ですすぎ、軽く絞る
- 通常通り洗濯する
3.オキシクリーン
オキシクリーンは衣類についた汚れを漂白・消臭・除菌してくれる酸素系漂白剤です。塩素系漂白剤よりは洗浄力がやや落ちますが、色柄物にも使用できるため、さまざまな種類のタオルに使用できるメリットがあります。
<手順>
- 約40~60℃のお湯にオキシクリーンを入れ溶かす
- タオルを入れて20分程度浸けおく(最大6時間)
- 流水ですすぎ、軽く絞る
- 通常通り洗濯する
4.ハイター(塩素系漂白剤)
ハイターは強い殺菌力・洗浄力がありますが、色素や柄まで漂白してしまうため、色柄物には使用ができません。白物のタオルであれば、効果はばつぐんです。
汚れの原因のカビ菌だけでなく、さまざまなウイルスの菌も無毒化する効果があり、タオルを清潔に保てるアイテムです。
<手順>
- 約40~50℃のお湯にハイターを入れる
- タオルを入れて20分程度浸けおく
- 流水でしっかりとすすぐ
- 通常通り洗濯する
5.コインランドリー
細菌は熱に弱いため、洗濯後に高温で乾かすことも効果的です。家庭用乾燥機の温度は約60℃ですが、コインランドリーの乾燥機は約80〜120℃の熱風がでます。高温で乾かせるため、高い殺菌効果があります。
タオルのニオイ予防をする洗濯のコツ
洗濯時のポイントを押さえることで、タオルの嫌なニオイが予防できます。
汚れをしっかりと落とす
菌が増殖する要因となる「汚れ」をしっかりと落とすことで、嫌なニオイを抑えられます。
<ポイント>
- 汚れが目立つものは洗濯機へ入れる前に手洗いする
- たっぷりの水量で洗う
- 洗剤の量は適正量にして入れすぎない
- すすぎは2回以上行う
洗濯機を回すときに水の量に対してタオルの量や洗剤の量が多いと、洗い残しや汚れが落ちない場合があります。水量やすすぎの回数が多いほど汚れは残りにくいため、しっかりと汚れを落とせる設定にしましょう。
洗濯物の干し方
タオルを干す場所は、風通しのよい屋外での陰干しがおすすめです。天日干しでもOKですが、直射日光に当て過ぎてしまうと紫外線がタオルの繊維を壊してしまうため、柔らかさが失われてしまいます。タオルの寿命を延ばすためにも、陰干しがよいでしょう。
外に干せない場合は、除湿器や浴室乾燥を活用し、早く乾くような工夫が必要です。部屋干しは乾くまでに時間がかかり、菌が増殖しやすくなるため注意しましょう。
洗濯物を放置しない
洗濯が完了したら洗濯槽に放置せずに、すぐに取り出して干しましょう。洗い終わったあとの洗濯機は湿度が高く、細菌やカビが増殖しやすい環境のためです。
放置しないようにするには、洗濯機の予約運転機能がおすすめです。干せる時間に合わせて洗濯が完了するように設定しておくことで、効率よく洗濯ができますよ!
残り湯を使わない
お風呂の残り湯には細菌が多量に発生しています。皮脂や油性の汚れが細菌のエサとなるためです。残り湯を洗濯に使用すると、かえって汚れがつく可能性が高くなるため、においが気になる場合は使用しない方がよいでしょう。
定期的な洗濯槽の掃除も大切!
タオルが臭くなる要因はさまざまですが、洗濯槽が嫌なニオイの原因となる場合があります。洗濯層は湿気がたまりやすく、洗浄していないと知らないうちにカビが発生していることもあり得ます…。
洗濯槽の掃除は、1か月に1回洗浄するとよいでしょう。定期的な洗浄を取り入れることでカビの発生を抑えられます。
しかし、残念ながらカビや雑菌は完全には落としきれません。メンテナンスする上で、掃除のプロに依頼することも1つの手段でしょう。
プロに依頼するならくらしのマーケットが安くておすすめ!
くらしのマーケットだからできること
インターネットで事前に料金がわかる!
見積もりを取らなくてもサービス料金が明確なので、予約する前にどんなサービスにいくらかかるのかを知ることができます。 料金表に記載されていないものに関しては、事前に店舗に質問できるので安心です。充実の口コミで信頼できる店舗を探せる!
口コミ、店舗のブログ、写真などを通して、スタッフの人柄や仕事ぶりを予約前に知ることができます。自分にぴったりのサービスが見つかる!
くらしのマーケットでは、訪問エリアで店舗を絞り込んでから、料金が安い順、口コミの評価順などで比べることが可能◎ サービス選びに失敗しにくいのも嬉しいですよね!安心してお願いできる!
くらしのマーケットには、3つのあんしん制度があります。- 最大10万円保証 くらしのマーケットを経由して利用したサービスに問題があった場合、最大10万円を保証します。 (例)作業スタッフが家電を壊してしまった、など。
- プライバシー保護 予約が確定するまで各店に個人情報が公開されないので安心して問い合わせることができます。
- 厳正な出店審査 くらしのマーケットに出店してサービスを掲載できるのは厳正な審査を通過した店舗だけ!
まとめ
タオルから嫌なニオイが発生する原因は、タオルに残った皮脂汚れによる細菌の増殖です。細菌が増殖してしまうのは、洗濯方法や洗濯物の干し方、洗濯層が原因となる場合があるため、洗濯方法の見直しが大切です。
タオルが臭うと、自分自身も家族も嫌な気持ちになってしまいますよね。清潔で衛生的なタオルを使って、毎日気持ちよく過ごしましょう!