折りたたみ傘を使った後、水気が切れるまで開いたままにしておく人が多いはず。しっかり対策しているつもりでも、傘を開くと嫌なニオイが漂うことはよくあります。臭い折り畳み傘をそのままカバンの中に入れたくないですよね。
傘が臭くならないようにするには、水気を切るだけでは足りません。ニオイの原因を除去する必要があります。
この記事では、傘が臭くならないようにするための洗い方を解説します。嫌なニオイを予防する方法も解説するので、最後までご覧ください。
傘が臭い…!嫌なニオイが取れる洗い方
傘が臭いときは以下3つの方法で洗ってみてください。比較的簡単な洗い方で嫌なニオイが取れます。
- 洗剤を使う
- 重曹・オキシクリーンを使う
- 熱湯を使う
洗剤を使う
洗剤を使って洗うと、傘の汚れが落ちやすくなります。洗剤は中性洗剤を使いましょう。中性洗剤は酸性やアルカリ性のものに比べ、肌へのダメージを抑えられます。素手で傘を洗っても、手荒れの心配がありません。
中性洗剤を使って傘を洗う手順は以下のとおりです。付属のスプーン1杯の中性洗剤を使いましょう。
- 傘の表面をシャワーで流す
- 洗面器にぬるま湯と中性洗剤を入れる
- 洗面器に作った洗浄液をタオルかスポンジに染み込ませる
- 傘全体を優しくなでるように洗う
- シャワーで洗い流す
- タオルで水を拭き取る
- 陰干しする
タオルかスポンジで洗うときは、強くこすらないよう注意しましょう。傘の撥水効果が薄まってしまいます。
シャワーで流した後は完全に水を拭き取ってください。水気が残ると骨組みが錆びてしまうことがあります。
傘は開いた状態で陰干しするとよいでしょう。完全に乾き切ったらカバンの中に入れてもOKです。
重曹・オキシクリーンを使う
重曹やオキシクリーンを使って洗うと、嫌なニオイが取れやすくなります。基本的につけ置きするだけなので、大きな手間がかかりません。
重曹やオキシクリーンを使った洗い方は以下のとおりです。水1Lに対して、大さじ1杯程度の重曹かオキシクリーンを準備しましょう。
- バケツに水と重曹/オキシクリーンを入れる
- テープを外した折りたたみ傘を水の中に入れる
- 約2時間つけ置きする
- シャワーで洗い流す
- タオルで水を拭き取る
- 陰干しする
金属部分の錆を防ぐため、洗い終わったらタオルで水を拭き取ります。陰干しして完全に乾き切ったら完了です。
熱湯を使う
熱湯を使って傘の嫌なニオイを取る方法もあります。熱湯により、ニオイの原因である雑菌を除去できるからです。
熱湯を使って洗う手順は以下のとおり。60℃以上の熱いお湯を使いましょう。
- バケツに熱湯を入れる
- テープを外した折りたたみ傘を熱湯の中に入れる
- 20分以上浸しておく
- タオルでお湯を拭き取る
- 陰干しする
傘全体が熱湯に浸かるよう、底が深いバケツを使いましょう。熱湯に浸し終わったら、タオルでお湯を拭き取ります。傘を開いた状態で陰干しし、完全に乾かしてください。
そもそも、傘はどうして臭くなるの?
傘が臭くなるのは雑菌やカビが繁殖するからです。濡れた傘を干さずに閉じてしまうと、水気が残ってしまいます。
雑菌やカビは湿った環境で繁殖するもの。いざ傘を使おうとしたとき、雑菌やカビのせいで嫌なニオイが漂ってしまいます。
一度雑菌やカビが繁殖してしまうと、ファブリーズなどではなかなか除去できません。傘のニオイが嫌な人、綺麗に傘を使いたい人ほど、普段から予防しておくのが大切です。
傘や折りたたみ傘が臭くなることを予防する方法
傘や折りたたみ傘が臭くなることを予防する方法を4つ紹介します。
- 使用後は日陰で干す
- ドライヤーで撥水効果を蘇らせる
- 防水スプレーを使う
- 重曹水やアルコールで拭く
上記はいずれも簡単にできることばかりです。
使用後は日陰で干す
傘を使った後は日陰で干しましょう。開いた状態で乾かすと、傘に水気が残りにくくなります。傘は天日干ししてはいけません。直射日光に当てることで、生地が劣化したり色褪せたりします。必ず日陰で干しましょう。
乾いたタオルで水を拭き取るのも大切です。できるだけ早く傘から水気を取り除き、雑菌やカビが繁殖しないようにしましょう。
ドライヤーで撥水効果を蘇らせる
ドライヤーの熱風をあてて、撥水効果を蘇らせましょう。撥水効果とは水をはじく力です。撥水効果が高いほど傘に水気が残りません。嫌なニオイの原因である雑菌やカビの繁殖を防げます。
傘を1回使うごとにドライヤーをあてるのが理想的です。1枚の布に30秒ほどかけてドライヤーをあてましょう。傘とドライヤーの距離が近すぎると、生地が傷んでしまいます。20cmほど離してあてるのが効果的です。
防水スプレーを使う
防水スプレーを使うと、撥水効果が復活します。傘を1回使ったら防水スプレーをかけましょう。
雨に濡れなくても、1週間に1回使うのがおすすめです。防水スプレーは水をはじくだけでなく、汚れが付きにくくなる効果も期待できます。
傘はホコリや泥が付きやすいもの。汚れた状態の傘をカバンの中に入れたくありませんよね。
重曹水やアルコールで拭く
重曹水やアルコールで傘を拭くと嫌なニオイを予防できます。
水と重曹を混ぜて重曹水を作ったら、タオルに染み込ませましょう。生地を1枚ずつ丁寧に拭きます。アルコールは消毒用のものを活用してください。重曹水と同じようにタオルへ染み込ませて、傘を拭きましょう。
傘を1回使うたびに拭くのが理想です。ニオイだけでなく、汚れを落とすのにも役立ちます。
まとめ
傘が臭くなる原因は、雑菌やカビが繁殖するからです。一度繁殖してしまうと、なかなかニオイは取れません。ファブリーズなどを使っても、ニオイの原因を除去するのは難しいものです。
傘が臭いときは、以下の方法で洗いましょう。雑菌やカビを除去し、傘を清潔にできます。
- 洗剤を使う
- 重曹・オキシクリーンを使う
- 熱湯を使う
嫌なニオイを出さないためには、傘を使った後は陰干しやドライヤーを使って撥水効果を蘇らすなど、日々のメンテナンスが大切です。